2022.5.20
“ゆたかっ子”を育む新しい園庭
この度、ゴールデンウイークの期間を利用して園庭整備を行い、大枠の形と必要最小限の遊具や道具が完成しました。
しかしながら、園庭環境は整備を終えることがゴール(完成)ではありません。実際に子ども達が園庭環境に慣れ、遊びを通して園庭環境の持つ可能性に触れていくことで、新園舎と同様にこれから長い年月をかけて進化していくことを考えると、園庭の完成は永遠に訪れることはないでしょう。
私達は子どもの持つ潜在的な能力を見極め、これから成長していく姿を思い浮かべながら、新しい園庭での遊びを共に楽しんでいきたいと思います。
<園庭のコンセプト>
園庭全体のコンセプトは「一人ひとりにとっての心地良い居場所」です。「好きなこと」が見つかるように多様な環境を作り、「好きなこと」にじっくりと取り組むことが出来るように拠点を分散させ、居場所を沢山作りました。
環境作りにおいては「自然」をテーマにしています。今回整備に使った材料は加工されたものではなく、木材を中心とした自然素材をそのまま活かした物がほとんどです。自然素材は使用すればするほど変化していきます。
例えば、木材は踏んだり触ったりすればするほど摩擦によって表面が剝がれ、長い年月をかけて水分が抜け、硬くて丈夫な素材へと変わっていきます。
子ども達は遊びを通してそのような変化を体験することで、自然の不思議さ面白さを直接感じることでしょう。
一方で自然は私達人間に対して手加減はしてくれません。
木材の例で言えば自然物は変化することが当たり前なため、削れるとささくれができてトゲが刺さることもあります。
子ども達には遊びを通して自然の厳しさを知ってもらうと同時に、危険を回避できる方法を考え、身に付けていくことで自然との向き合い方を学んでいってほしいと思います。
また、人間の力によって作られた公園の遊具等は、人間が扱いやすく危険等がないように施されています。安全のことだけを考えると良いと思いますが、遊び方が分かりやすく決まっている物がほとんどですので、遊び方を考える力や危険を予測し回避する方法を学ぶことに限界があります。
その点今回整備した園庭の遊具は、子ども自身が遊びをアレンジ出来るようなシンプルなデザインとなっており、遊び方によって必要とする危険を予測し回避する方法が異なるため、常に思考を働かせながら遊びを通して危険回避能力を身に付けていくことになるでしょう。
今後も子どもの育ちを第一に考えながら園庭環境を進化させていきたいと思いますので、ご期待ください。

